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お知らせ

会員ホームインタビュー記事「エスペランサ伊豆高原」

あんしん宣言

エスペランサ伊豆高原

「自由度の高い彩豊かな暮らしを」

 

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【あんしん宣言】に取り組まれているホームをご紹介します。

 

あんしん宣言とは、法令等に基づき6つの項目について、ホームが自ら点検を行うことで、入居者に安心・安全をお届けするものです。詳細は「こちら」をクリックしてください。
「エスペランサ伊豆高原」の【あんしん宣言】は「こちら」よりご覧いただけます。

 

今回ご紹介するのは20214月に【あんしん宣言】された、住宅型有料老人ホーム「エスペランサ伊豆高原(静岡県伊東市)」です。

エスペランサ伊豆高原は、豊かな自然に囲まれた富士箱根伊豆国立公園内に位置し、20181月に医療法人が運営する一戸建ての住宅型有料老人ホームとして開設されました。戸建てであるためご入居者の方々のプライバシーは守られ、それぞれの方のライフスタイルを大切にした、自由で豊かな生活が送れるホームを目指して、日々職員の皆さんが努力されています

 

エスペランサ伊豆高原の開設者であり、医療法人社団いずみ会の理事長である巾さんにホームでの取り組みについてお話を伺いました。

 

医療法人社団いずみ会」巾理事長

-安心して暮らしていただくために-

事務局20214月に【あんしん宣言】を公表していますが、公表した経緯を教えてください。

 

巾(エスペランサ伊豆高原の開設者。以下、巾):今まで都会で精力的に働き社会貢献してきた方々が、リタイア後、お元気なうちに生活拠点を伊豆に移し、のんびり楽しく暮らすことが出来るように、また体調を崩したり、足腰を痛めたりして老後の生活に不安を抱えてしまったとしても、住み慣れた家を離れることなく安心してずっと暮らしていただけるような住居を作ろうと思い、ここ伊豆高原にホームを開設しました。また、都会でのマンション住まいから解放され、夢であった戸建てに住みたいとの思いを叶えていただくためにも計画しました。そして、有老協の【あんしん宣言】にある入居者の安心と安全を守る点が、ホームの理念と合っていて、多くの入居検討者にホームの取り組みを知っていただき、住まいの選択肢の一つとして検討していただけるよう公表しました。

 

事務局【あんしん宣言】の項目(ホームの運営理念、情報公開、入居者の権利擁護、職員の業務スキル向上、適正な入居契約の締結)の中で重点を置いた項目はありますか。

 

:ホームの運営理念と職員の業務スキル向上です。運営理念は、ゆったりとした老後を豊かな自然に囲まれたその方だけのお住まいで、自由に過ごしていただくための施設を運営することです。そのために(今はコロナ感染拡大防止のため休止していますが)月に1回、色々なスキルを向上するために、医療と介護関係をテーマとした院内講習会を開催しています。講師は私が務めたり、順天堂大学などから専門家を招いて、接遇や緊急時の救命講習、夏には脱水予防の講習会など行っています。また職員が講師となり順番で研修を行っていて、ある介護職員は車いす移乗の仕方を実演したこともありました。職員同士でスキルを学び、業務スキル向上に努めています。

さらに、年2回行われる「ゆ~ゆ~健康講座」は、職員だけでなくご入居者や地域住民も無料で参加できる健康講座で、毎回250名以上の参加者においでいただいています。がんセンターなどから講師を招き、皆様方に関心の高い健康をテーマとして講演していただいています。近年は、コロナの影響で第30回目の健康講座が延期されました。

 

事務局:ご入居者が安心して暮らせるよう、職員の方々は切磋琢磨し、スキル向上に努めていることがよく分かりました。

 

-彩豊かな生活を送るために-

事務局:あんしん宣言の最後の項目にある運営上特に力を入れている事項として「プロによるおいしい食事や、戸建て住居によるプライバシーの保護など自由度の高い彩豊かな生活のサポートをしております。」とありますが、取り組みの内容についてお聞かせください。

 

:毎日の食事は、経験豊かなオーナーシェフやペンションのシェフ、料亭で活躍されていた和食のプロなど34人の方のご協力をいただき、レストランにて和洋中の食事を提供しています。時には朝ご入居者さんと私が釣ってきた魚をシェフに捌いてもらい、夕食に刺身や煮物・焼き物として提供することもあります。伊豆は海も山も近いため、四季折々の新鮮な海の幸・山の幸を味わうことができます。

また各戸建て住居の庭には菜園があり、ご入居者の皆さんは、にんじん、ジャガイモ、夏野菜だとトマトやキュウリ・ナスなど、それぞれ好きな野菜を栽培出来るようにしています。土を掘り起こし、肥料を入れたりする作業は、スタッフの手を借りながら、収穫はご入居者ご自身が行います。収穫の時期になると、一家庭では食べきれない量の野菜の収穫があり、取れすぎた野菜をシェフが調理し、他のご入居者の皆さんにも食べていただいたりしています。ご入居者が、自分で育てた野菜を他のご入居者の皆さんに召し上がって頂くことは、ご入居者の喜びにも繋がります。トマトなどは食べごろのものを収穫するため、形はいびつでも甘くてみずみずしく、とても美味しいです。家庭菜園は、ご入居者の皆さんに楽しんでいただいてます。

 

事務局:ご入居者が、家庭菜園を通して職員やご入居者同士の交流を楽しんでいることが伝わってきますね。戸建ての住居についてはいかがですか。

 

:戸建て住居の利点は、ご夫婦で一緒に暮らすことが出来る十分な広さがあり、窓は防音性の高い二重窓のためプライバシーが守られること、自分のライフスタイルに合った自由な生活ができることです。お元気なうちは、ドライブに出かけたり、伊豆高原の自然を満喫しながらハイキングをしたり、海に釣りに出かけたりできます。また、コロナ禍でお孫さんの結婚式に参列を希望するご入居者がいました。ご入居者には帰宅後、施設内のクリニック(別事業で運営)で抗原検査かPCR検査を受けていただき、陰性の結果が出るまではご入居者同士の交流を控え、ご自身の住居で待機していただくことで、お孫さんの式にご参列いただきました。このように、コロナ禍でも感染症対策を取りながら、自由に行動していただいています。

敷地内には、クリニックの他に訪問介護ステーションが併設されています。介護度が高くても、ご夫婦の一人が元気だったり、お二人とも要介護でも片方がある程度お世話ができる状態であれば、戸建て住居で訪問介護(別途契約)を利用しながら最後までお過ごしいただくことができます。また各住居には通話システムが設置されているため、緊急時にはいつでもスタッフが迅速に対応できるようになっています。居室は、介護が必要になり車いすで生活するようになっても対応できるように、コンセントなども利用しやすい位置に設置されています。窓は二重窓になっていて、静かに深い眠りを取っていただけるようになっており、またベランダに面したサッシは通常より広くしてあるため、寝たきりになってもベッドごとベランダに出て日光浴できるようになっています。希望者には居室のお風呂で宅配温泉(加温)を利用することができ、温泉のお湯は利用した分だけ使用料がかかるシステムになっています。2022年に発行された日本経済新聞社からの『理想的な終の棲家』の1つとして、高齢者施設ガイドに紹介されました。

 

事務局:お元気なうちは、自分のライフスタイルを大切にしながら自由な生活を楽しむことができ、介護が必要になっても安心して暮らせるよう住居には細かい配慮が施されていますね。

 

-健やかな生活をサポートするために-

事務局:ご入居者の健康を維持するために、取り組んでいることはありますか。

 

:施設敷地内の診療所での週2日の診療(医療費は自己負担)に加えて、音楽療法と運動療法があります。施設長は音楽療法士の資格を持っているので、施設では音楽療法を行い、ご入居者は自由に参加できます。いずみ会の通所リハビリテーションでも月2回の音楽療法を実施しています。また、ご入居者参加型の音楽療法の一つにドラムサークルというものがあり定期演奏会を開催しています。施設長がサポートし、ご入居者が輪になってドラムを思い思いにランダムにたたきます。ご入居者は、自由に奏でるリズムを通して自然と協調し、演奏を楽しみながら心と身体の健康を保つことが出来ます。

運動療法としては、介護予防とリハビリを兼ねて、ご入居者は毎週土曜日にメディフィットHABAを利用し、フィットネスの指導を受けています。メディフィットHABAは、疾病予防運動施設で理学療法士と運動実践指導者が中心となって運動を指導しています。ご入居者一人ひとりに合った負荷量、運動時間、運動の種類などフィットネスメニューを考えます。ご入居者は、フィットネスメニューに従って、高齢者用のベンチプレスやバーベルを上げて筋肉を鍛えたり、リズム体操をしたりして、いつまでも健康で過ごせるよう運動を行っています。

リハビリは、整形外科の教授の監修のもと、スポーツドクターである私が、その人に合ったリハビリメニューを考えて行っています。ご入居者の奥様が腰を痛めて暫く入院をされていて、動くことができなかったのですが、リハビリを始めて介助歩行ができるようになり、要介護4から要介護3に改善できた例もあります。

 

事務局:ご入居者が、健康を維持するために継続して運動を行うことは大切ですね。医師と連携して専門の指導者のもと介護予防やリハビリによる機能回復ができることは、ご入居者にとって心強いですね。

 

-入居者同士のコミュニティ-

事務局:ご入居者同士の交流についてお聞かせください。

 

:ホームでは、ご入居者に充実した生活を送っていただくために、色々なイベントを開催しています。ご入居者に一番人気のイベントは、バーベキューです。ホームの敷地内にはバーベキュー場があり、年に2回ほどバーベキュー大会を開催しています。バーベキューインストラクターを招いて調理していただきます。ご入居者の皆さんは、美味しいお食事を召し上がりながら楽しい時間を過ごしています。夏にはホタル鑑賞会に出かけます。ホームから25分位のところに、ホタルが乱舞する穴場スポットがあり、たくさんのホタルが飛び交う美しい光景を見ることができます。

また診療所の患者さんが、ボランティアで三味線・琴の演奏会を開いてくれたり、ハーモニカのレッスンをしてくれたりしています。

ご入居者の皆さんは、付かず離れずの良い距離感でコミュニティを作り、イベントを通して地域交流や伊豆高原の自然を楽しんでいただいています。

 

事務局最後にホーム運営で心がけていることはありますか?

 

:高齢者を受け入れているため、ご入居者の健康には気を付けています。私自身も平日の朝、ホームのラジオ体操会にご入居者と共に参加しています。そこでご入居者の表情を見たり話をしながら、変わったところはないか健康観察をしたり、お休みしているご入居者がいれば、気にかけたりしています。体は普通でも悩みがあると表情が暗くなるため、スタッフと共に注意して見守るようにしています。

 

事務局:エスペランサ伊豆高原では、医療・介護・予防の専門的なスタッフのサポートを受けながら、ご入居者が自由に生き生きと安心して暮らせるよう取り組んでいることがよくわかりました。これからもご入居者が「安心・安全に暮らせる」ホーム運営を期待しています。本日はお忙しいところお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。