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会員ホームインタビュー記事「エレガーノ摩耶」

第三者チェック

エレガーノ摩耶

「ご入居前から最期まで、真心こめたサービスを」

 

 有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【サービス第三者評価】を受審されたホームをご紹介します。

 サービス第三者評価とは、ホームが外部の専門家による評価を受けることで、自分たちでは見えなかった改善点に気付き、質の向上に励んでいただくことを目的としている当協会の事業です。詳細は「こちら」をクリックしてください。
※「エレガーノ摩耶」の評価結果は「こちら」からご覧ください。

 今回ご紹介するのは2022年度にサービス第三者評価を受審された介護付有料老人ホーム「エレガーノ摩耶(兵庫県神戸市灘区)」です。神戸市東部の新都心として開発された街全体がバリアフリーの「HAT神戸」という地区に立地し、JR「灘」駅から徒歩13分(約1㎞)、阪神「岩屋」駅から徒歩10分(約800m)とアクセスも良く、徒歩圏内にショッピングセンター、兵庫県立美術館などがあります。海沿いのハーバーウォークという遊歩道では、潮風を感じながら散歩を楽しむこともできます。南に神戸港、北に六甲山をのぞみ、神戸らしい環境を満喫することができます。運営元は住友林業グループで、木のぬくもりを感じられるお部屋も特徴的です。一般居室と介護居室を備え、自立した生活が困難になった場合は、介護居室に住み替えていただくことができます。「エレガーノ摩耶」の入居ご案内グループ主任である吉田哲康さんにホームでの取り組みについてお話をうかがいました。


※「エレガーノ摩耶」入居ご案内グループ 吉田主任(2023年6月現在)

−−日常生活の中の社会的な交流を大切に

事務局:エレガーノ摩耶さんの特徴の一つに、「多世代が交わる豊かな暮らし」というものがありますが、その具体的な内容を教えてください。

吉田(「エレガーノ摩耶」入居ご案内グループ主任。以下、吉田):エレガーノ摩耶と近隣のマンションの間に「クラブハウス」という共有施設が建っていて、マンションの住人の方とエレガーノ摩耶のご入居者が自由に出入りして交流できる場所になっています。喫茶室、図書室、オーディオルーム、陶芸ルームなどを備えていて、一緒にイベントやサークル活動などを楽しんでいます。特に、カラオケやコーラス、ピアノ、卓球や陶芸などが人気です。マンションには子育て世代もたくさんいらっしゃるので、小さなお子さんとご入居者が楽しそうに話している姿もよく見かけます。

事務局:地域との交流は大切ですし、近隣住民の方と日常的に気軽に交流できる場所があることは、とても魅力的ですね。それでは次に、第三者評価結果の「優れた取り組みと思われる点」に、認知症新型ユニット連携ケア「ケアド・コモン」を開発し実践しているとありますが、こちらはどのような取り組みなのでしょうか。

吉田:まず「ユニットケア」とは、ご入居者とスタッフによる少人数のユニットをつくり、家庭的な雰囲気の中で一人ひとりの生活にあった個別ケアを行うものです。当ホームでもユニットケアを実践してきましたが、身体的なケアは充実するものの、個々の認知症状に合わせたケアまではなかなか行き届かないというジレンマがありました。そこで、大阪市立大学と連携したプロジェクトチームを結成し、ユニット連携ケア「ケアド・コモン」というケア手法を3年かけて開発し、2016年から4階・5階の認知症フロアで実践しております。このケア手法は、ユニット同士を繋ぐ社会活動の場を作ることで、家庭と家庭外といった一般社会に近い日常空間を実現します。そこでの活動や交流を通して五感を刺激することで、認知症状の安定化や生活の質の向上を図るというものです。そのため、当ホームでは認知症の専門フロアを改装し、社会的交流が生まれる場所をフロア内に設けました。

事務局:社会的交流が生まれる場所として、どのような空間を作ったのでしょうか。

吉田:ご入居者やスタッフが集い、お茶をしたり、おしゃべりをしたり、アクティビティを行えるスペースとし、寂しくなったらそこに行けば誰かがいるという安心感が得られる場所になっています。中心には大きなシンボルツリーのモニュメントがあり、春は桜、秋は紅葉などの飾りつけをし、季節を感じてもらっています。

事務局:「ケアド・コモン」のためのスペースをつくった効果はいかがですか?

吉田:認知症で他者とお話をすることがほとんどなかったご入居者様同士が、「ケアド・コモン」のスペースでおしゃべりする光景を見かけるようになりました。スタッフ側は、交流の様子を見守ったりお話に加わったりすることで、心身の状態の変化に気がつきやすくなり、効果的なケア方法のヒントをもらえるようになりました。また、ご両親が認知症で入居を検討されているご家族が、認知症フロアの見学をされると、以前はこのフロアへの入居に躊躇いがみられましたが、今では安心してご入居を決めていただけるようになりました。

事務局:認知症になられても、家庭的な場所と社会的な場所がある「普通の暮らし」を大切にされているのですね。

−−心身への良い影響を熟考し、サービスを展開

事務局:「タクティールケアインストラクター」を配置しているそうですが、「タクティールケア」とは、どういうものなのでしょうか。

吉田:「タクティールケア」はスウェーデン発祥の緩和ケアです。手足や背中を柔らかく包み込むように優しく撫でることで、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、心を落ち着かせたり、痛みを緩和したり、信頼関係を育くむ効果もあり、主に認知症のご入居者様と終末期のご入居者様に行っています。

事務局:実際に効果を感じたエピソードがあれば教えてください。

吉田:認知症の症状のひとつに周辺症状というものがあり、突然興奮されることがあります。以前、認知症のご入居者様が集まってアクティビティをしている時に、突然興奮されたご入居者様がいらっしゃいました。お部屋に戻ってタクティ-ルケアを行うことも考えましたが、一人だけその場を離れるというのはすごく恐怖を感じさせてしまうと思い、その場で「タクティールケア」を行いました。すると、落ち着いて穏やかになってくださいました。また、終末期で痛みを抱えている方には、昼夜問わずに「タクティールケア」を行っています。先日は、痛みでなかなか眠れない方にタクティールケアを行うと、穏やかに休まれた例もありました。

事務局:介護予防にも力を入れているそうですね。介護予防の6つの取り組みの中から、「閉じこもり予防支援」と「認知機能低下予防」について教えてください。

吉田:どちらの予防にも共通しているのは、アクティビティに力を入れていることです。アクティビティにお誘いして、なるべくお部屋から外に出ていただくように努めていますし、認知症ケアにつながるアクティビティを考えて行っています。大切なのは、まずその方のお好みを把握することです。入居前面談やご家族との会話の中から情報を得るほか、ご入居後にご本人の昔の話を聞いたりして、好きなものを見つけるように心がけています。一般居室の方はご自身のペースで生活をされていて、お声がけのタイミングが難しい面もあるのですが、フロントでお見かけしたときに雑談を重ねたりして、楽しんでいただけそうなアクティビティをすすめています。介護居室で自在に動けない方に対しては、スタッフが自室に伺ってじっくりと話をして、参加したいアクティビティを選んでいただいています。ご入居して間もない頃は戸惑いも多いと思うので、まずはスタッフに気軽に相談していただける信頼関係を築いた上で、少しずつ外に出ることを楽しんでいただければと考えています。

事務局:無理にすすめるのではなく、お好きなものを見極めて、というのがポイントですね。

吉田:以前、お部屋に閉じこもりがちな男性のご入居者様が2人いて、どちらも囲碁がお好きだということがわかったので、「一緒に囲碁をしてみてはいかがですか」と提案してみたことがありました。今ではそのお2人はすっかり仲良くなり、毎日のように朝から夕方まで囲碁を楽しまれています。好きなものが同じお仲間を見つけるという点でも、お手伝いさせていただければうれしいです。

事務局:他にはどのようなアクティビティがありますか。

吉田:体操やヨガなど体を動かすもの、ちぎり絵や習字など手作業を楽しむもの、外部の方を招いた音楽コンサートや講演会など、多種多様なアクティビティをご用意しています。認知機能低下予防につながるものとしては、脳トレ健康クラブというものがあり、皆さん楽しみながら脳トレ問題に取り組まれています。

事務局:認知機能低下予防については、ご入居者様もご家族も特に気になるところだと思います。

吉田:そうですね。ご入居者の皆さまからは、「認知症ってどういうもの?」「認知症になったらどうしよう」というお声をよくいただきます。そこで、専門家を招いてセミナーを開催したり、認知症予防を専門とする医師による定期往診を行ったりしています。また、ホームの理学療法士や作業療法士と相談して、日常生活の動きをリハビリの一環として捉える「生活リハビリ」というケアも行っています。年齢を重ねるとどうしても認知機能は低下していきますが、その下降カーブをできるだけなだらかにするよう、工夫を凝らしてお手伝いをさせていただいています。

−−ご入居者一人ひとりとの思い出を大切に

事務局:ホームの目標のひとつに「エンド・オブ・ライフケア」とあり、看取りケアにも力を入れているそうですね。看取りケアではどんなことを心がけていらっしゃいますか。

吉田:私たちは、最期の瞬間までその方らしく生きるためのケアを「エンド・オブ・ライフケア」と捉えており、ご入居時からお別れの時までずっと続いているケアと考えています。そのため当ホームでは、ご入居時、体調に不安を抱いた時、ご病気をした時など、折に触れて、「最期まで大切にしたいこと」「どのような最期を迎えたいか」などを聞き取らせていただいています。最初の頃のお気持ちが変わっていくこともありますので、頻繁に意思を確認することが大切だと考えています。

事務局:タイミングを変えて何度も話を聞いていただけるのは、とても安心できることですね。ご逝去の1年後にはご家族に「グリーフレター」を送っているということですが、こちらはどういうものでしょうか。

吉田:「グリーフレター」は、その方のご入居中のお写真をアルバムにして、スタッフのメッセージを添えたものです。ご家族の気持ちが落ち着いたころに、その方と過ごした日々の思い出をあらためて伝えさせていただいています。あるご家族からは、「一周忌の法要のときにみんなで見て、あらためて父を偲ぶことができました」というお言葉をいただきました。

事務局:ご契約が終了されてもなお、手間暇をかけて「グリーフレター」を出されているというのは、スタッフの方の真心を感じますね。こちらはどんなきっかけで始められたのですか。

吉田:始まったのは10年以上前です。あるフロアのスタッフが「やりたい」と言い出して、自主的に「グリーフレター」を出し始めたところ、他のフロアも「いい取り組みだからうちもやろう」と言い出して、ホーム全体に広がっていきました。

事務局:会社発信ではなくて、現場発信の取り組みなのですね。あたたかな思いやりがあふれる場所であることが伝わってきます。最後に、吉田さんは入居ご案内グループの主任をされていますが、新しいご入居者を迎えるときに心がけていることを教えてください。

吉田:エレガーノ摩耶では、ご入居前にたくさんお話をしています。ご入居予定の方のご自宅やご入院先へ介護スタッフ、看護スタッフ、相談員などが伺って、ニーズや心配ごとなどをしっかり聞き取ります。そして、各職種のメンバーで話しあい、その方のためにできることを考えます。ご入居前に「ここなら安心して過ごせる」と思っていただくことが大切だと考えています。

事務局:ご入居時の印象的なエピソードはございますか。

吉田:当ホームにいらっしゃる前、長期療養施設で寝たきりで過ごされていた方がいました。胃ろうのチューブが体の外に出たままになり、身動きがとれなかったのです。その方を受け入れることになり、ご入居前の面談で看護師がご家族の思いをお聞きしました。ご家族のご意向を踏まえ、より良い方法はないかと看護師の立場から医療面の調整を医師と行い、ご入居いただくことになりました。そしてご家族がご納得された上で、ご入居後すぐに協力病院で新たに胃ろうの造設手術を受けられました。すると、寝たきりだった方が再び歩けるようになったのです。娘さんと廊下を散歩されている姿を見たときは、感動しましたね。

事務局:ご入居前から最期の時まで、心から安心してその方らしく過ごしていただけるよう、スタッフの方が心を込めて対応されていることがよくわかりました。本日はお忙しいところお話をお聞かせていただきましてありがとうございました。


※「エレガーノ摩耶」外観写真

「エレガーノ摩耶」 類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム (一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

入居時自立・要支援・要介護

利用料の支払い方式

一部前払い・一部月払い方式

介護保険

兵庫県指定介護保険特定施設(一般型)

居室区分

全室個室

介護にかかわる職員体制

1.5:1以上

【お問い合わせ先】0120-01-4165(9:00〜17:00・年中無休)(平日9001700

657-0855 兵庫県神戸市灘区摩耶海岸通1-3-10

「エレガーノ摩耶」公式ホームページ

 

〇職員体制(2023年6月現在)

・看護師(常勤13名・非常勤0名)

・作業療法士(常勤1名・非常勤0名)

・理学療法士(常勤1名・非常勤0名)

〇住み替え
入居者が継続して介護を受ける状態となり、事業者がより適切な介護を提供するために必要と判断する場合には、介護居室に住替えていただく場合があります。 住み替えた場合、居室の権利は移動し、居室面積は減少します。

〇事業者からの解約事項について
・入居者の言動が、他の入居者又は事業者職員等の生命、身体、健康若しくは財産(事業者の財産を含みます)に危害を及ぼし、又はその危害の切迫したおそれがあり、かつ有料老人ホームにおける通常の介護方法及び接遇方法ではこれを防止することができないとき。但し、入居者の行動が特定の病因等に基づくものであると事業者の指定する医師により診断され、入居者が医療機関において通院・入院による治療を受けている場合等についてはこの限りではありません。
・身元引受人や返還金受取人の言動、又は入居者若しくは身元引受人の家族や関係者等が、入居者自身、事業者の役職員又は他の入居者等に対してハラスメント他社会通念上許容できない言動等の行為により、事業者や他の入居者との信頼関係が著しく害されたと事業者が判断したとき、又は他の入居者へのサービス提供に著しく悪影響を及ぼすとき。

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