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お知らせ

会員ホームインタビュー記事「サンライフ寿」

第三者チェック

サンライフ寿

「サービスの質を向上し安心と楽しさを育む」

 

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【サービス第三者評価】を受審されたホームをご紹介します。

 サービス第三者評価とは、ホームが外部の専門家による評価を受けることで、自分たちでは見えなかった改善点に気付き、質の向上に励んでいただくことを目的としている当協会の事業です。詳細は「こちら」をクリックしてください。
※「サンライフ寿」の評価結果は「こちら」からご覧ください。

 今回ご紹介するのは、2023年度にサービス第三者評価を受審された介護付有料老人ホーム「サンライフ寿」(山梨県笛吹市)です。昭和55年開設の歴史あるホームで、富士山や南アルプスに囲まれた石和温泉郷にあり、美しい自然の中で第二の人生を過ごしていただけます。天然温泉が湧き出る大浴場(温泉表示:加温あり、加水なし、循環あり、ろ過あり)は、ご入居者にとても好評です。自立の方から介護が必要な方までを広く受け入れ、お一人おひとりの生活をサポートしています。立地や温泉、きめ細かいサービス内容に魅力を感じ、首都圏はもちろん、遠く宮城県や岡山県からいらしたご入居者もいるそうです。「サンライフ寿」館長兼在宅支援部長の今村百合子さん、介護課長の甘利百恵さん、総務部長の相原仁さんに、ホームでの取り組みについてお話をうかがいました。

  

  左から介護課長・甘利さん、総務部長・相原さん、館長兼在宅支援部長・今村さん(202412月現在)

−−職員の意識を向上し、丁寧な対応を行う

事務局:第三者評価では、「自主行動基準」を明文化していること、職員に内容をしっかり説明していることなどが評価されています。「自主行動基準」を職員の心に根付かせるために、どのような取り組みを行っていますか。

甘利(「サンライフ寿」介護課長。以下、甘利):「自主行動基準」には、経営理念や実践目標をはじめ、安全確保、個人情報の保護、相談や苦情への対応など、非常に重要な内容が記載されています。当ホームでは、入職時のオリエンテーションで「自主行動基準」を一つひとつ説明して、ご入居者に接する上での心構えをしてもらいます。また、職員の意識向上のため、ホーム内で人権擁護や接遇の研修会を開いたり、ホーム外の勉強会に行ってもらったりしています。別途、「苦情マニュアル」と「ハラスメントマニュアル」も用意していて、ご入居者から苦情があった場合、ご入居者から職員へのハラスメントがあった場合は、すぐ上司に報告をしてもらって、一緒に対処をしています。

事務局:職員の方が高いモチベーションを保ちつつ、自分が取るべき行動について迷わないように、手厚くサポートされているのですね。

甘利:介護の仕事は人と人のコミュニケーションが基軸となりますので、ご入居者と職員、ご家族と職員、さらには職員同士でも、揉め事や人間関係のストレスが生じることがあります。それをうやむやにせず、一つの事例としてしっかり取り上げて、対処法を検討するようにしています。

事務局:具体的な苦情対応の事例があれば教えていただけますか。

甘利:夜間、ご入居者がお部屋でご家族とお電話されていたのですが、その場にきた職員の声かけに対して電話口で聞いていたご家族より「ちょっと口調が荒かった」と感じて苦情が寄せられました。そこで、館長と私、該当職員の3人で状況を説明して謝罪し、以後十分に気をつけることをお伝えしました。

事務局:離れて暮らしているご家族からすると、どうしても色々と不安になってしまうことあるかと思います。誠意をもって対応していただけると、信頼関係が育まれますね。

−−ご入居者の快適な暮らしのため、常に学び続ける

事務局:第三者評価では、館長が自己研鑽していることも高く評価されています。館長の今村さんは、能力向上のためにどのような取り組みをされていますか。

今村(「サンライフ寿」館長兼在宅支援部長。以下、今村):私は医療現場で看護師としてずっと働いていたのですが、3年前にこちらに就職しました。医療現場と介護現場ではさまざまな違いがありますので、試行錯誤しながら働いています。2年前には、全国有料老人ホーム協会の施設長研修を受けました。コロナ禍だったのでオンライン開催だったのですが、全国のホームの方と色々なお話ができて非常に有意義な時間でしたし、感染対策、安全管理、マニュアル整備などについてくわしく学ぶことができました。研修後は、感染対策の備品を再整備したり、各種マニュアルの内容を見直したりしました。他には、看護協会の研修会に参加したり、空き時間を見つけてオンラインで他団体のセミナーを受けたりしています。他のホームの広報誌、シニア向け雑誌なども見て、広く情報を取り入れています。

事務局:館長として、ご入居者とどのように交流されていますか。

今村:館内でお会いした方に生活の様子をおたずねしたり、お身体の様子が心配な方がいたらお部屋に伺ってお話を聞いたりしています。また、ご入居者、社長、私がお話をする座談会を数ヶ月おきに開催していて、ざっくばらんにご意見を聞かせていただいています。

事務局:ご入居者からはどのような相談がありますか。

今村:「お風呂場の桶の置き場所を変えてほしい」「食堂で流している音楽を変えてほしい」など、日常的なご相談が多いです。お一人おひとりのお好みもあるので、全てを叶えることはできないのですが、できる限りの対応はさせていただいています。最近は、「本を読める場所をつくってほしい」というご要望をいただいたので、小さな図書館のようなスペースをつくろうと計画中です。

−−まさかに備える丁寧な安否確認

事務局:ご入居者の安否確認をしっかりしていることも高く評価されていましたが、毎日の安否確認をどのように行っていますか。

甘利:事務所にご入居者全員の名前を書いた一覧表があって、朝と夕方の12回、ご無事に過ごしていることを確認したらチェックを入れています。要介護のご入居者については、巡視でお部屋に伺ったときにご様子を確認して、チェックを入れています。自立のご入居者の場合は、共有スペースでお見かけしたり、「でかけてきます」と事務所に声をかけていただいたりした時に、チェックを入れています。チェックが入っていない方がいる場合は、お電話をしたり、お部屋に伺ったりしています。

相原(「サンライフ寿」総務部長。以下、相原):自立の方はご自分のペースで過ごされているので、安否チェックが難しい面があります。なかには、「電話をかけてきたり部屋にきたりするのはちょっと煩わしい」「そんなに構ってくれなくていい」という意識をお持ちの方もいます。そこで、食堂スタッフや宿直員などにも安否確認に参加してもらって、誰かがお見かけしたら、一覧表にチェックを入れるようにしています。たくさんの目でチェックをすることで、できる限りご入居者を煩わせることがないよう心がけています。

事務局:これまでに、安否確認の必要性を実感したことはありますか。

甘利:ごくたまにですが、自立の方でチェックが入っていない方がいて、お部屋に見に行くと、脳梗塞や熱中症などで倒れていることがあります。その場合、看護師を呼んで対応したり、救急搬送したりしています。お元気だったのに急変する方や、体調がおかしくても職員に言わない方がいらっしゃるので、自立の方の安否確認も絶対に必要だと考えています。

事務局:今後は安否確認にICT技術を取り入れる予定だそうですが、具体的な内容を教えていただけますか。

甘利202412月の中旬から、介護居室に見守りシステムを導入します。ご入居者の動き、心拍数、脈拍数、呼吸数、眠りの深さなどを自動で測定して、何か異常を検知したらカメラが作動して職員のスマートフォンに通知がくるものです。一般居室でも、ご夫婦のどちらかが認知症など、安全確保に対して配慮が必要な場合には導入する予定です。

事務局:どのような効果を期待していますか。

甘利:これまでは夜間に約2時間おきの巡視をしていて、眠りの浅いご入居者を起こしてしまったり、移動距離が2階から7階までと長く、スタッフの負担になっていたのですが、見守りシステムを導入することで、ご入居者の安眠、スタッフの負担軽減という効果が生まれると期待しています。また、ご入居者がどれくらい睡眠が取れているかなどを把握できるので、日々の健康管理にもつながると期待しています。

−−毎日の食事の楽しみを追求

事務局:第三者評価では、食事の内容も評価されていました。サンライフ寿の食事の特徴を教えてください。

相原:外部委託せずに食材の仕入れから調理・提供まで全て自社運営で行っていること、カフェテリア方式をとっていてご入居者と調理スタッフが顔を合わせて交流できることが特徴です。食堂の大きな窓からは庭園の緑がのぞめて、心が安らぐと好評です。それから、食堂のすぐ外の庭を活用して、大きな鍋でほうとうを作ったり、サンマを炭火で焼いたりすることもあります。

事務局:食事について、ご入居者の希望を反映する姿勢も評価されていますが、実際の例を教えていただけますか。

相原:これまで昼食では、固定メニューのほかに、カレーやラーメン、うどん、そば、牛丼といった定番メニューもご用意していました。ご入居者から「夕食にも定番メニューを取り入れてほしい」というご要望があり、最近は夕食でも定番メニューを選べるようにしています。運営懇談会、座談会、意見箱などではお食事のご要望が寄せられることが多く、ご入居者にとってお食事が大きな楽しみであることを実感します。お寄せいただいたご意見にはしっかり耳を傾け、改善できる部分があれば改善していこうと心がけています。

事務局:サンライフ寿の第三者評価では、優れた取り組みがたくさん評価されていました。この結果は職員の皆さんにお伝えされましたか。

今村:はい。「とても高い評価をいただきましたよ!」と、少し大げさなくらいの報告をさせていただきました。毎日頑張っていることに自信を持ち、モチベーションを上げてもらえればと思います。次に受けるときはさらに高評価をいただけるよう、職員一同力を合わせて頑張ります。

事務局:「サンライフ寿」では、職員の皆さんが能力の向上に努めてサービスの質を向上させていること、安否確認やご食事内容の充実に力を入れ、安心と楽しみを提供されていることがよくわかりました。本日はお忙しいところお話を聞かせていただきましてありがとうございました。

    

※介護付有料老人ホーム「サンライフ寿」外観写真

土地:自己所有・一部賃借

 

 

「サンライフ寿」 類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

自立/要支援/要介護

利用料の支払い方式

選択方式(全額前払い方式・月払い方式)

介護保険

山梨県指定介護保険特定施設(一般型特定施設)

居室区分

全室個室

介護にかかわる職員体制

2.51以上

 

【お問い合わせ先】055-263-4111

406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場2031-24

サンライフ寿」公式ホームページ

 

・看護師8名(常勤6名、非常勤2名)

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