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会員ホームインタビュー記事「サンリッチ三島」

取組み宣言と自主点検

サンリッチ三島

「サービスも設備も進化させ、安心を提供」

 

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【あんしん宣言】に取り組まれているホームをご紹介します。

 

あんしん宣言とは、法令等に基づき6つの項目について、ホームが自ら点検を行うことで、入居者に安心・安全をお届けするものです。詳細は「こちら」をクリックしてください。
「サンリッチ三島」の【あんしん宣言】は「こちら
」よりご覧いただけます。


今回ご紹介するのは20217月に【あんしん宣言】された、介護付有料老人ホーム「サンリッチ三島」(静岡県三島市)です。豊かな自然と温暖な気候に恵まれた三島市にあるホームで、ご入居者は雄大な富士山を眺めながら、ゆったりと暮らしています。自立から要介護の方を広く受け入れ、お一人おひとりに寄り添ったサービスを提供しています。

 

「サンリッチ三島」代表取締役の福家英也さん、総務課の福家瑛貴さんに、ホームでの取り組みについてお話をうかがいました。

※「サンリッチ三島」代表取締役の福家英也さん(左)、総務課の福家瑛貴さん(右)

-災害への備えを充実させ、安心を提供する-

事務局:ホームの特徴を教えてください。

 

福家瑛貴(「サンリッチ三島」総務課。以下、福家(総務)):まず、敷地内に温泉が湧出していることが大きな特徴です。大浴場には温泉をひいていて(循環ろ過式、消毒あり、加温あり)、自立の方は16時〜21時半の間でお好きな時に入っていただけます。要介護の方には、16時前に大浴場をご利用いただいています。ご入居者からは、「毎日温泉に入れるのがうれしい」「肌がすべすべになってきた気がする」などのお声をいただいています。

 

福家英也(「サンリッチ三島」代表取締役。以下、福家(代表))「サンリッチ三島」では、災害への備えにも力を入れています。ライフラインが止まった時のため、2013年には非常用発電装置を増設。温泉と井戸水もあるので、災害時にも大浴場、レストラン、トイレ、エレベーターなどが利用できるようになっています。都市ガスが止まった時に備え、プロパンガスを燃料に大浴場でシャワーが使えるようにする工事も進行中です。ご入居者を守ることはもちろん、災害時には近隣の方も受け入れてお風呂やトイレを使っていただき、地域に安心をお届けしたいと考えています。

 

事務局備蓄品もそろえていますか?

 

福家(代表):備蓄にはかなり力を入れていて、ご入居者全員が最低10日間は過ごせる食料と水を確保しています。また、炊き出し訓練も行い、備蓄品を使いながら非常時に食事の提供ができるよう練習をしています。

 

福家(総務):炊き出し訓練では、プロパンガスや炭を燃料に、カレー、焼き鳥、蒸し玉ねぎ、おにぎりなどを調理しました。お元気なご入居者には、おにぎりを握るお手伝いをしていただきました。作った料理を昼食にお出ししたところ、「災害の時でもこういう食事が食べられるのね」「訓練をしてくれると安心だね」といった感想をいただきました。炊き出し訓練は、これからも毎年実施する予定です。

 

温泉大浴場(女性)

炊き出し訓練の様子

 

-職員を大切にすることが丁寧なサービスにつながる-

事務局20217月に【あんしん宣言】を公表していますが、公表した経緯を教えてください。

 

福家(代表):ご入居者の安心を守る姿勢を宣言し、常に見直しや改善を行う意思表示をしたいと考えました。現在のサービス内容の形骸化を防ぐため、【あんしん宣言】の6項目を実現できているか、日々点検するように心がけています。

 

事務局【あんしん宣言】の項目(ホームの運営理念、情報公開、入居者の権利擁護、職員の業務スキル向上、適正な入居契約の締結)の中で重点を置いた項目はありますか。

 

福家(代表):どの項目も大切なので力を入れて取り組んでいますが、なかでも適正な入居契約の締結を丁寧に行っています。ご入居検討者には詳しいお見積書をお渡しして、毎月かかる費用、入居一時金の額、解約時に返ってくる金額などを明示しています。また、入居一時金は分割払いに、解約時の返還金は1日単位で償却分を計算するようにして、安心して契約していただけるように努めています。おそらく、全国でも1日単位の償却をしているホームはめずらしいと思います。年度ごとの決算書、管理費や食費の算出根拠などもお示しして、完全に納得してからご入居いただけるようにしています。

 

事務局:他に、特に重視している項目はありますか?

 

福家(代表):職員の業務スキル向上です。職員の業務スキルが上がることによってサービスの質が向上し、ひいてはご入居者の幸せにつながりますので、非常に大切な部分だと考えています。そこで当ホームでは、職員の自己成長をサポートするため、定期的に面談を行って悩みごとや現在の目標を確認し、管理職からアドバイスをしています。また、職員が心身ともに健康で生き生きと働けるよう、福利厚生にも力を入れています。例えば、「1時間有給」という制度をつくり、業務が落ち着いている日は1時間早く帰ってもらっています。主婦層の職員が多いので、「夕食の買い物や準備に余裕ができてとても助かる」と好評です。それから、職員の家族全員分の夕食用のお弁当を時々支給したり、おせち料理やクリスマスケーキを支給したりしています。今年は「令和の米騒動」が起こったので、お米も配りました。

 

福家(総務):職員のための日帰り旅行や映画鑑賞会も開催し、円滑なコミュニケーションが取れる関係性、明るい雰囲気の職場環境を築けるよう、心がけています。

 

事務局:働く仲間をとても大切にされているのですね。職員の定着率はいかがですか?

 

福家(総務):定着率は高いです。今の介護業界は離職率の高さが問題になっていますが、当ホームでは人手不足に悩んだことはありません。10年以上勤務している介護職員が20名以上いて、中には30年以上勤務している人もいます。ベテランで顔なじみの職員がいることは、ご入居者の安心にもつながっていると思います。

 

福家(代表)職員同士の結束を深めることは、スムーズな情報共有にもつながります。当ホームでは、ご入居者の情報をしっかり共有してお一人おひとりに合わせたサービスを提供するように、職員にいつも伝えています。

 

事務局:情報共有はどのようにしていますか?

 

福家(代表):職員にはiPadを支給して、毎日の介護記録、会議録、共有資料などを、いつでも誰でもどこからでも確認できるようにしています。同時に、アレルギーや既往症など特に配慮すべき事がある方については書面で要注意事項をまとめ、そちらを見て漏れなく確認できるようにしています。また、会議や朝礼などでも、各職員が気ついたことを丁寧に話しています。そして、「このご入居者はお茶よりお水が好きなのでお水をお出しする」「声が出ないご入居者が右手をあげたら『来てほしい』というサイン」といった細かい情報を職員同士で共有し、きめ細かいサービスができるように尽力しています。

 

-先端技術と感染症対策で安心を守る-

事務局:続いて、【あんしん宣言】の最後の項目にある運営上特に力を入れている事項について、教えていただければと思います。「感染症対策設備の設置や積極的な看取りの推進、さらに身体により安全な先端機器の導入確保に努めています」と宣言していますが、具体的な取り組み内容をお教えください。

 

福家(代表):先端技術を導入することは、ご入居者の安心、職員の負担軽減につながり、サービスの質向上のために重要なことだと考えています。そこで当ホームでは、さまざまな先端機器を導入しています。例えば、介護が必要な方が利用する「オープン型シャワーバス」は、浴槽がなくミスト浴ができる装置で、気持ちよく体を温めることができます。お湯を溜めたり湯船を掃除したりする手間がなく、失禁した場合もすぐに掃除して清潔に使うことができます。他には、「自動寝返り支援ベッド」、介護職員の腰への負担を軽減する「マッスルスーツ」なども取り入れています。

 

事務局:自社開発の装置もあるそうですが、どのようなものか教えてください。

 

福家(代表)現場から「こういうものがあったらいいな」という意見があると、私が図面を描いて設計し、業者さんに手伝ってもらって装置を開発しています。例えば、ベッドからの移動が楽にできる「らくい」、蓋が自動で開閉しておむつのゴミを入れて運べる「おむこ」などがあります。市場に売っていなければ自分たちでつくれば良いと考え、デザインにもこだわりながら装置の開発を楽しんでいます。

 

事務局現場の悩みを解決する発明家のようですね!

 

福家(代表):ありがとうございます。それから、当ホームでは音楽を聴くことでリラックスしていただきたいと考え、音楽を楽しむ仕掛けも色々と取り入れています。例えば、自動演奏機能付きのグランドピアノ。ご入居者から好きな曲のリクエストがあれば、ネットからダウンロードして演奏することができます。他にも、素晴らしい音色を奏でる高級オルゴール、上質な音を楽しめる持ち運び式のスピーカーなども揃え、音を楽しむ日々を送っていただいています。

 

自社開発の移乗介助装置「らくい」

自社開発のおむつ用ゴミ箱「おむこ」

自社開発の「電動ゴミ運搬車」

 

事務局:感染症対策としては、どのような取り組みを行っていますか?

 

福家(総務):レストラン、喫茶コーナー、介護センターなど、人が集まるスペースにはオゾン生成器や次亜塩素酸発生器を設置し、空間除菌や脱臭を行っています。それから、玄関に手洗い設備をつくって、手をしっかり洗ってから建物に入っていただくようにしています。また、感染症対応居室を用意して、感染症に罹患したご入居者に利用いただけるようにしています。感染症対応居室の電気のスイッチは声で操作することができます。同居室を出てすぐの廊下にも手洗い設備をつくり、部屋を出た職員がすぐに手を洗って感染拡大を防ぐようにしています。

 

事務局:とても充実した感染症対策ですね。来訪者が玄関ですぐに手を洗えるというのは、とても便利で効果的だと感じました。

玄関の手洗い設備

 

-まだあるんじゃないかと考えて、サービスを探究-

事務局:最後に、ご入居者や職員と接する上で心がけていることを教えてください。

 

福家(総務)ご入居者には、その方らしい暮らしを続けていただきたいと考えています。お仕事もご趣味も、それまでの人生で大切にされてきたことを継続できるよう、お一人おひとりをサポートしたいと考えています。また、職員からの提案はどんどん取り入れ、みんなの知恵でよりよいサービスを追求していきたいと思います。

 

福家(代表):私は代表という立場ですが、ご入居者にも職員にも気軽に話しかけてもらい、色々と相談していただけるよう、穏やかな態度や傾聴の姿勢を心がけています。それから、先端技術の導入やオリジナル装置の開発も続け、ご入居者も職員も快適に過ごせるホームづくりに尽力してまいります。

 

事務局「サンリッチ三島」では、「まだあるんじゃないかと考えて、サービスを探究していく」という運営理念の通り、ご入居者の快適で安心な暮らしのため、サービス内容についても設備についても、さらなる向上を目指されていることがよくわかりました。これからもご入居者が「安心・安全に暮らせる」ホーム運営を期待しています。本日はお忙しいところお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。

 

※介護付有料老人ホーム「サンリッチ三島」外観写真

「サンリッチ三島」類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

自立/要支援/要介護

利用料の支払い方式

全額前払い方式

介護保険

静岡県指定介護保険特定施設(一般型特定施設)

居室区分

相部屋あり(相部屋人数:24人部屋)

介護にかかわる職員体制

2.51以上

 

【お問い合わせ先】0120-76-6501

411-0022 静岡県三島市川原ヶ谷264-2

サンリッ三島」公式ホームページ

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