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会員ホームインタビュー記事「ブランシエール千里中央」

取組み宣言と自主点検

ブランシエール千里中央

「自分らしく気ままな毎日を楽しむ」

 

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【あんしん宣言】に取り組まれているホームをご紹介します。
 

あんしん宣言とは、法令等に基づき6つの項目について、ホームが自ら点検を行うことで、入居者に安心・安全をお届けするものです。詳細は「こちら」をクリックしてください。
「ブランシエール千里中央」の【あんしん宣言】は「こちら」よりご覧いただけます。

今回ご紹介するのは20216月に【あんしん宣言】された、介護付有料老人ホーム「ブランシエール千里中央」(大阪府豊中市)です。さまざまな世代が住まう活気ある街「千里ニュータウン」に位置し、運営元は、住まいづくりのプロフェッショナルである長谷工グループ。2009年の開設以来、自立・要支援・要介護のご入居者を幅広く受け入れ、お一人おひとりの心地よい暮らしをサポートしています。
 

「ブランシエール千里中央」事業所長の福島健吾さんに、ホームでの取り組みについてお話をうかがいました。

※「ブランシエール千里中央」事業所長の福島健吾さん

-地域と楽しくつながり暮らす-

事務局:ホームの特徴を教えてください。
 

福島健吾(「ブランシエール千里中央」事業所長。以下、福島):「ブランシエール千里中央」の大きな特徴は、地域とのふれあいを大切にしていることです。例えば、開設当初から近隣の保育園と交流が続いていて、月に1回、園児さんが遊びにきてくれます。

そして、ご入居者と子どもたちが一緒にゲームをしたり、子どもたちが歌を披露してくれたり、交流を楽しんでいます。また、ご入居者が子どもたちに向けて紙芝居を読んであげることもあります。コロナ禍中は中断しましたが、保育園の先生から「子どもたちも楽しみにしているし、思いやりが育まれるなどのすばらしい効果がある」とお声をいただき、再開しました。ご入居者も、かわいいゲストとの触れ合いをとても楽しみにされています。
 

事務局お互いにとって楽しい時間になっているのが素敵ですね。
 

福島:ありがとうございます。それから、当ホームには屋上庭園があるのですが、豊中市社会福祉協議会「豊中あぐり」の皆さんが、1年を通じてたくさんの野菜や花を育ててくださっています。「豊中あぐり」は、定年退職後の男性が中心となって、都市型農園をつくっている団体です。びっくりするほどたくさんの野菜が収穫できて、ご入居者は新鮮な野菜を格安で購入できます。毎年10月には「芋掘り体験」イベントを開催し、ご入居者も一緒に収穫を楽しんでいます。

-ご入居者と一緒につくる「千里中央新聞」-

事務局20216月に【あんしん宣言】を公表していますが、公表した経緯を教えてください。
 

福島:当ホームの特色を見つめ直したいと考え、【あんしん宣言】を公表しました。当ホームにはたくさんのご入居検討者が見学に来てくださるのですが、「有老協さんが策定する【あんしん宣言】をしているので、安心できるホームだと思って来ました」という方がたくさんいらっしゃって、【あんしん宣言】を公表することの大切さを感じています。

事務局【あんしん宣言】の項目(ホームの運営理念、情報公開、入居者の権利擁護、職員の業務スキル向上、適正な入居契約の締結)の中で重点を置いた項目はありますか。
 

福島:ホームの運営理念を策定し、周知することです。「心地いい『間(ま)』をデザインする」という企業理念を大切にして、ご入居者に「心地いい空間」で「心地いい時間」を「心地いい仲間」とともに楽しんでいただけるよう、サービスに取り組んでいます。また、当ホームとしては「気の向くまま、足の向くまま、ここでずっと自分らしく」というコンセプトを掲げ、ご入居者の悠々自適な暮らしをサポートしています。

事務局:ホームの取り組みを周知するためには、どのような工夫をしていますか。
 

福島:私は昨年4月に「ブランシエール千里中央」の事業所長に就任したのですが、就任後の6月から「千里中央新聞」というオリジナルの新聞をつくり、1週間から10日に1号のペースで発行し続けています。当初の意図は、個性豊かなスタッフをご入居者やご家族に紹介したいというものでした。そこで、1号から40号くらいまではスタッフを一人ずつ取り上げ、仕事への意欲や得意なことなどを紹介しました。スタッフ紹介が終わったあとは、ご入居者から「自分が輝いていた時のお話」を聞き取り、掲載しています。例えば、陸上で国体に出場した話、青年海外協力隊(JICA)の一員として活躍した話など、大変興味深くいつも感心させられます。すばらしい逸話をお持ちのご入居者揃いなので、まだまだネタは尽きそうもありません。
 

事務局:ご入居者からの反響はいかがですか。
 

福島楽しく読んでくださっているようで、「自分の詩を載せてほしい」「自信作の俳句を載せてほしい」などとリクエストをいただくこともあります。最近始まった「笑タイム」というコーナーは、ご入居者からの“持ち込み企画”。くすっと笑えるお笑いネタを投稿していただき、誌面で紹介しています。新聞の内容をきっかけに、「●●さん昔こんなことやっていたの!?」「今回の『笑タイム』のネタ面白かったよ!」などとご入居者同士で話が弾み、交流が生まれるきっかけにもなっています。
 

事務局:お笑いネタは、大阪らしさも感じますね! 楽しく情報発信をされていて、ご入居者も一緒になって盛り上がっているところが素晴らしいですね。

「千里中央新聞」

 

-ご入居者のご希望を受けて大阪・関西万博へ-

事務局:続いて、【あんしん宣言】の最後の項目にある運営上特に力を入れている事項について、教えていただければと思います。「ご入居者が互いに親しみ、和み、一人ひとりが心地よく暮らす場となるようご意見に耳を傾け運営します」と宣言されていますが、具体的な取り組み内容をお教えください。
 

福島:まず、運営懇談会を3カ月に1回行うほか、ミニ懇談会やさまざまなセミナーを随時開催して、ご入居者のご意見に耳を傾ける機会を設けています。事業所長としては、全ての自立のご入居者と1年に1回は個人面談をさせていただき、暮らしぶりやホームへのご要望をお伺いしています。大阪という土地柄もあるのか、当ホームのご入居者はさまざまな意見を活発に出してくださって、対話の場面はいつも盛り上がります。それから、私は出勤日は朝昼晩とも食堂で食事するようにしているのですが、いつもさまざまなご入居者と同席して雑談をしています。こういった和やかな場面のほうが、本音を聞き取りやすい面もあると感じています。ご入居者からいただいた意見はスタッフ間でしっかり共有し、できる限りの対応をさせていただいています。

事務局:ご入居者のご意見を反映した具体的な事例はありますか。

福島:最近では、「お風呂の床が滑りやすい」というお声をいただいたので、改修工事を行い、滑りにくい床に貼り替えました。結果、「滑らなくなって安心できるようになった」と大好評です。また、食事については多くのご要望が寄せられ、個人的な好みの差もあって頭を悩ませる部分なのですが、委託先の業者さんと相談を重ねて、味の改善に取り組み続けました。すると、「美味しくなった」というお声をいただき、喫食率も着実に増えています。それから、「万博に行ってみたい。連れて行ってもらいたい」というご希望を受け、日帰りの万博ツアーを決行しました。
 

事務局大阪・関西万博に行かれたんですか!
 

福島:そうなんです。暑さや混雑への不安はありましたが、地元で万博が開催されるという滅多にないチャンスなので、なんとかご希望を叶えたいと思いました。参加者は、ご入居者10名と私を入れたスタッフ3名。昼すぎにバスで出発して、会場では5メートルおきに皆さんの無事を確認。長谷工グループが協賛している「いのちの未来パビリオン」を鑑賞して、帰路につきました。数時間の短い滞在でしたが、万博会場の雰囲気を肌で感じることができて、ご入居者からは、「本当に行けてよかった!」という感動の声をたくさんいただきました。スタッフは大変な面もあり疲れましたが(笑)、ご入居者に喜んでいただけて嬉しかったですね!
 

-自然と参加したくなるイベントをつくる-

事務局:ご入居者の交流の場としては、どのようなものがありますか。
 

福島サークル活動、アクティビティ、季節のイベントなど、さまざまな場がありますが、当ホームの特色として、ご入居者とスタッフが一緒に作り上げていく雰囲気があります。例えばサークル活動では、ご入居者主催でコーラスグループと卓球部が発足し、年々参加者が増え、熱心に練習を重ねています。
 

事務局:イベントではどのようなものが人気ですか?
 

福島:音楽がお好きなご入居者が多いので、音楽系のイベントは参加者がたくさん集まります。たとえば、当ホームのスタッフに宝塚歌劇団のOGがいるのですが、彼女の友人で宝塚出身の歌手・花城アリアさんを招いてコンサートをしてもらったことがあります。「すみれの花咲く頃」など名曲を歌ってくださり、とても盛り上がりました。他にも、ギター、オペラ、バイオリン、ピアノなど、多彩な音楽イベントを数カ月に1回くらいのペースで開催しています。
 

事務局他に人気のイベントはありますか。
 

福島:最近盛り上がっているのはeスポーツですね!ゲーム好きな若いスタッフとご入居者でチームを組んで、「太鼓の達人」というゲームで、グループ内の他ホームのチームとリモート対戦するんです。スタッフもご入居者もやる気いっぱいで、対戦前には熱心に練習を重ね、試合は大差で勝利することができました。試合の時に自己ベストスコアを出すご入居者もいて、チーム一丸となって大盛り上がりでした。

事務局eスポーツと聞くと若い人向けのイメージでしたが、ゲームを楽しむのに年齢は関係ないのですね。チームメンバーの絆が深まったり、認知機能が向上する効果もありそうです。ご入居者の中には内向的で交流が苦手な方もいらっしゃると思いますが、そういう方へのアプローチはどうされていますか。

福島:「気の向くまま、足の向くまま、ここでずっと自分らしく」という当ホームのコンセプトの通り、ご入居者には無理なく自然体で過ごしていただきたいと考えています。ですから、気が向かない方に「イベントにきてください」などとお声がけするのは少し違うのかなと考えています。そこで、多彩で魅力的なイベントを用意して、自然と参加したくなるように尽力しています。

 

事務局:そうですよね。音楽イベントを開始したら音楽好きな方は行きたくなりますし、俳句を募集したら得意な方は応募したくなりますよね。
 

福島:実は今、「ブランシエール千里中央」では俳句づくりが盛り上がっているんです。なぜなら、テレビでも活躍する人気俳人・夏井いつき先生が選者を務める「おウチde俳句大賞」において、当社の有料老人ホームご入居者からの投稿を募集しているからです。「夏井先生に選んでほしい」と、皆さん張り切って句をひねっています。前回は、当ホームの投句数が全国一位で、俳句初挑戦ながら優秀賞に選ばれたご入居者もいらっしゃいました。
 

事務局:最後に、ご入居者や職員と接する上で心がけていることを教えてください。
 

福島:ご入居者と接する上で大切なのは、企業理念の通り「心地いい『間(ま)』をデザインする」ということだと思います。私たちはご入居者のご家族にはなれませんが、親しみを感じていただき、困った時には気兼ねなく頼りにしていただき、常に心地よい関係性を築けるよう、お一人おひとりとお付き合いしようと心がけています。また、当ホームはすばらしいスタッフに恵まれていますので、一人ひとりと対話を重ね、得意なことをお任せして、能力を存分に発揮できるようサポートしたいと考えています。
 

事務局:「ブランシエール千里中央」では、常日頃からご入居者のご希望に真摯に対応し、お一人おひとりが自分のペースでイベントや交流を楽しめるようサポートされていることがよくわかりました。これからもご入居者が「安心・安全に暮らせる」ホーム運営を期待しています。本日はお忙しいところお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。

※介護付有料老人ホーム「ブランシエール千里中央」外観写真

 

「ブランシエール千里中央」類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

自立/要支援/要介護

利用料の支払い方式

選択方式(全額前払い方式、一部前払い・一部月払い方式、月払い方式)

介護保険

豊中市指定介護保険特定施設(一般型特定施設)

居室区分

全室個室

介護にかかわる職員体制

21以上

 
【お問い合わせ先】0120-784-1779:0018:00〈日曜・祝日を除く〉)

560-0083 大阪府豊中市新千里西町2-24-18

「ブランシエール千里中央」公式ホームページ

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