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ホームの取り組み紹介インタビュー

ホームの取り組み紹介インタビュー

2022.04.20会員ホームインタビュー記事「横浜エデンの園」

横浜エデンの園「最期の時まで安心して暮らせる」ホームを目指して

 有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【サービス第三者評価】に取り組まれているホームをご紹介します。

 サービス第三者評価とは、第三者の専門家による評価を受けることで、自分たちでは見えなかった改善点に気付き、質の向上に励んでいただくことを目的としている事業です。詳細は「こちら」をクリックしてください。
※「横浜エデンの園」の評価結果は本ページ下部よりダウンロードしてご覧いただけます。
 

 

 今回ご紹介するのは2021年度にサービス第三者評価を受審された有料老人ホーム「横浜エデンの園(横浜市保土ケ谷区)」です。社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する介護付有料老人ホームで、同法人運営の病院がホームに隣接しているため、医療と上手く連携を取りながら入居者の生活を支えています。 横浜エデンの園の施設長である小久保さんにホームでの取り組みについてお話しをうかがいました。


※「横浜エデンの園」小久保施設長(2022年4月現在)

ー入居者がより良く生活するために活用していきたい

 

福澤(全国有料老人ホーム協会。以下、福澤):早速ですが、サービス第三者評価結果の「優れた取り組み」についてお聞きしたいと思います。特に力を入れていることや、入居を検討されている方に紹介したい取り組みはありますか。

小久保(横浜エデンの園施設長。以下、小久保):ご紹介したいのは、昨年導入した見守り支援システムとホームで行っているアクティビティ、看取りケアについてです。 まず見守り支援システムですが、当初8居室に導入していましたが、今年3月に全居室に設置が完了しました。各居室のトイレやベッドにセンサーを設置することで、入居者の生活リズムがデータで分かるようになっています。この見守り支援システムは、事故防止はもちろんですが、ホームとしては入居者がより良く生活するための活用に重点をおいています。

福澤:入居者がより良く生活するために、見守り支援システムをどのように活用していますか。

小久保:現時点では夜間の睡眠と排泄ケアに活かしています。このシステムのデータをもとに、あまりよく眠れていないという入居者の眠りの深さを把握することで睡眠の状態を確認したり、服用している眠剤が今の睡眠状況に適しているのかを医師に相談することもできました。 また、夜間に排泄ケアで睡眠が途切れてしまうことがあったのですが、眠りの深さをデータで確認し、眠りが浅いときに排泄ケアに入ることで入居者の深い眠りを妨げることなくケアを行うことができました。

ーアクティビティで誇りややりがいを持って生活いただきたい

 

福澤:それでは次にアクティビティについてお聞かせください。

小久保:アクティビティは入居者の皆様が自分らしく、誇りややりがいをもって生活していただくことを目的に実施しています。以前、お医者様だった入居者にホームの職員に向けて健康講座を開いてもらったことがありました。

福澤:第三者評価の結果に記載のある「アトリエエデン」はどのような活動なのでしょうか。

小久保: 「アトリエエデン」は主に手工芸を作る活動です。横浜エデンの園は入居時要件が要支援・要介護のため、どうしても介護が重たい方に焦点があたってしまい、ある程度お元気な入居者と職員との関わりが薄くなっていました。また、認知症や重介護の入居者に合わせたアクティビティになっていたため、入居者の状況に合わせて生き生きできる活動はないか検討とした結果が「アトリエエデン」の始まりです。 出来る方は一から作っていただき、難しい方には簡単な工程で制作できるよう工夫して実施しています。アトリエエデンをきっかけに自ら手工芸をされるようになり、クリスマスツリーのマスコットを作っていただいたこともありました。 他にも入居者が描いた絵や手工芸品等を館内にたくさん飾っています。横浜エデンの園のホームページのスタッフブログによく登場しています(笑)。

福澤:アクティビティの他に行事もいろいろとされているのでしょうか。

小久保:新型コロナが流行する前は、春と秋にはドライブや近くの公園に出かけたりしていました。ホームに元寿司職人の調理師がいますので、目の前でお寿司を握ってもらったり、調理師が各フロアで天ぷらを揚げ、この揚げたての天ぷらを召し上がっていただくという企画はとても好評で、五感を使って楽しんでいただけました。 現在も月に1回はコロナ禍でもできる方法を考え、工夫してイベントを実施しています。

ーピースをされるくらい喜んでいただきました

 

福澤:看取りケアを積極的に取り組んでおられるということですが、どのような取り組みをされているのでしょうか。

小久保:横浜エデンの園は病院が隣接しているため入居者に医療が必要となった時はすぐに病院に行くことができるため、入居者の変化を診てもらっています。医療との連携を図ることでエデンの園のコンセプトである、「最期の時まで安心してお暮しいただく」ことを可能にしています。

福澤:看取りでは入居者やご家族の希望を叶えるにあたって対応が難しいケースがあると思いますが、こちらのホームではそのようなケースはありますか。

小久保:現場では非常に悩ましいケースがあります。ある入居者の方は、入居前はたばこを楽しまれていた方でした。入居後は禁煙されていましたが、看取り期になりたばこが吸いたいとのご要望をいただきました。その方は食欲も減り、座ることも困難な状態になっていましたが、ケアスタッフはなんとか希望を叶えてあげたいと思い、主治医に相談し、入居者の状態や喫煙場所を配慮した上で、ご家族の付き添いのもとたばこを吸うという願いを叶えることができました。喫煙後、ご本人はピースをされるくらい喜んでいらっしゃいました。 現場の職員はリスクを承知の上でも入居者の要望になんとか応えてあげたいと思っています。重要なのは、ご家族、病院の先生、介護・看護スタッフが同じ方向を向くことだと思います。

福澤:看取り期の入居者の状態によっては毎日カンファレンスを行っているそうですね。

小久保:看取り期は日々状態が変わるため、痛みが強くなったりお手洗いに行けなくなった場合はどのようにケアを変えていくか等についてカンファレンスを行っています。細かいことでもみんなで協議をしています

福澤:入居者一人一人に職員が真剣に向き合っていただけるのは、本人にとってもご家族にとってもとても安心できますよね。

小久保:入居者がご逝去された時、最期はどのような状態だったのか、苦しんだりしなかったか、痛みがなかったかなどを聞かれるご家族が多いんです。最初にご紹介した見守り支援システムでは呼吸や血圧の状態を確認でき、状態変化があった場合に知らせてくれるシステムがありますので、お亡くなりの際どのような状況だったかを説明できれば、ご家族の安心感につながると思っています。

福澤:横浜エデンの園では入居者の「暮らし」をどれほど大切にされているかがとてもよくわかりました。これからも入居者が「最期の時まで安心して暮らせる」ホーム運営を期待しています。 本日はお忙しいところお話しをお聞かせいただきましてありがとうございました。

※横浜エデンの園 外観写真



横浜エデンの園 類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム (一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

入居時要支援・要介護

利用料の支払い方式

選択方式

介護保険

横浜市指定介護保険特定施設(一般型特定施設)

居室区分

全室個室

介護に係わる職員体制

2:1以上

 

※事業者からの解約事項について

 入居者の行動が、他の入居者または役職員の生命・身体・健康・財産(事業者の財産を含む)に危害を及ぼし、ないしは、その危害の切迫したおそれがあり、かつ有料老人ホームにおける通常の介護方法及び接遇方法ではこれを防止することができないときや、入居者またはその家族・連帯保証人・身元引受人・返還金受取人等による、事業者の役職員や他の入居者等に対するハラスメントにより、入居者との信頼関係が著しく害され事業の継続に重大な支障が及んだときなど、本契約を解除することがあります。

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