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ホームの取り組み紹介インタビュー

ホームの取り組み紹介インタビュー

2022.05.16会員ホームインタビュー記事「シルバーシティ石神井南館」

シルバーシティ石神井南館

「笑顔の絶えない心地よい環境づくり」

 

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【あんしん宣言】に取り組まれているホームをご紹介します。

 

あんしん宣言とは、法令等に基づき6つの項目について、ホームが自ら点検を行うことで、入居者に安心・安全をお届けするものです。詳細は「こちら」をクリックしてください。
「シルバーシティ石神井南館」の【あんしん宣言】は「こちら」よりご覧いただけます。

 

今回ご紹介するのは2021年度に【あんしん宣言】された、介護付有料老人ホーム「シルバーシティ石神井南館(東京都練馬区)」です。

シルバーシティ石神井南館は、株式会社太平洋シルバーサービスが運営する介護付有料老人ホームで、練馬区関町の閑静な住宅街にあり、平成46月に、70歳台の比較的若いうちからの入居をコンセプトに、陶芸室や図書室等の学びの場やギャラリー等を備えて開設されました。現在は、自立の方から要介護認定を受けた方まで幅広くお過ごしで、入居者の皆様が心地よく暮らせるホームを目指して、日々職員の皆さんが努力されています。

 

シルバーシティ石神井南館の園長である堀川さんにホームでの取り組みについてお話を伺いました。

 

シルバーシティ石神井南館」堀川園長(20224月現在)

 

 

-安心して暮らしていただくために-

 

事務局:【あんしん宣言】の項目(ホームの運営理念、情報公開、入居者の権利擁護、職員の業務スキル向上、適正な入居契約の締結)の中で重点を置いた項目はありますか。

 

堀川(シルバーシティ石神井南館の園長。以下、堀川):職員の業務スキルの向上に取り組んでいます。本社にて年間計画を立案し、階層別・職種別研修や選抜研修を実施しているほか、ホームでも年間計画を立て勉強会を開催しています。ホーム勉強会については「今月の強化目標」を毎月事務所内に掲出し、それに対する関連資料も提供しています。強化目標は、介護技術・身体拘束・接遇・感染症対策等、あらゆるものを網羅できるように1年間で配分しています。加えて熱中症対策や新型コロナ対策などの資料もプラスしながら、皆で勉強しています。今月は、弊社従業員の心構えである「気づき・気遣い・気配り」に沿って「観察とケアで危険な変化に気づこう」としました。ご入居者様の体や心の変化に気づけるよう日々見守り、状況変化に応じたサービスをご提供しています。

 

事務局:職員の業務スキル向上の観点から、介護サービスを提供する上で工夫されていることはありますか?

 

堀川:職員がご入居者様の状況変化や介護方法を共有するために「トルト」というシステムを使っています。このシステムは、介護方法を動画で共有することができ、どの職員が視聴したのかもチェックすることができます。文字ではないので直感的でわかりやすく、職務経験に関係なく、どの職員も同様に、ご入居者様お一人おひとりにあわせたサービスをご提供できます。

-心も体も生き生きと。笑顔の絶えない心地よい環境づくり-

 

事務局:あんしん宣言の最後の項目にある運営上特に力を入れている事項として「心も体も生き生きと。リハビリや音楽療法、そして笑顔の絶えない心地よい環境づくりに力を入れています。」とありますが、取り組みの内容についてお聞かせください。

 

堀川:リハビリの事例としましては、足の運びが悪いご入居者様に対して専門職が介入することで足の爪に原因があることが分かり、フットケアで爪の切り方を変えたことで状態が改善しました。また、筋力低下が見られるご入居者様に対してはリハビリの先生と話し合い、筋力の状態を測定・評価したうえで、お一人おひとりに必要なケアを行っております。

また、精神的に不安定なご入居者様に対しては、見守りをしている中で、音楽を聴いている時に落ち着いていたことや本人も歌を歌いたいとお話しされたため、音楽療法にご参加いただきました。歌を歌うことで安心し、その後サークル活動にも参加され状態が良くなりました。また、音楽療法に参加しているご入居者様が入院され、退院後ホームに戻られた際に一番に何をやりたいかお聞きしたところ、歌を歌いたいとお話されました。音楽療法を通じ、音楽に触れることで目標を見つけ、元気を取り戻されました。

 

事務局:音楽療法を取り入れるかどうかは、どのように決めるのですか?

 

堀川:ご入居の際、ご家族様やご本人様への聞き取り時に、音楽への関心についてお聞きしています。また、職員がご入居者様の様子を見て音楽に関心があるようであればお声掛けし、専門職の指導のもと歌を歌う・発声する・ピアノを演奏する等、ご入居者様のご意向に沿った音楽療法を取り入れています。

 

事務局:音楽療法の他に、入居者の意向に沿ったサービス提供について教えて下さい。

 

堀川:例えば、お風呂が好きで入浴の回数を増やしてほしいと希望される方には、体調を見ながら入浴回数を増やしております。また、大浴場に一人で入浴したいと希望される方にも時間をずらす等、できるだけ対応しています。

 

食事については、糖尿食やアレルギー食に対応していることはもちろんですが、毎昼食に麺類を希望される場合や月2回ステーキが食べたい(実費対応)という場合など、できるだけご要望にお応えするようにしています。また、ホームではお楽しみランチ会を開き、食事時間が楽しみになるような催しにも取り組んでいます。お一人おひとりのやりたいことを尊重し、その方に合ったサービスをご提供できるよう、工夫と環境づくりに努めております。

-入居者の交流の場 ギャラリー「あと・いず」-

 

事務局: ギャラリー「あと・いず」とは入居者や家族にとってどのような場なのでしょうか?

 

堀川: ギャラリー「あと・いず」は近隣の方々も気軽にお立ち寄りいただけるスペースで、年2回(1月と12月)は、ご入居者様が陶芸教室などのサークル活動で制作した作品を展示しています。「また作品を作りたい」「作ってほしい」等の声があり、創作意欲を掻き立てられるご入居者様もいらっしゃいます。その他の月はプロやアマチュアの作家さん達のギャラリーとし、小物の販売やワークショップの開催などの交流を通じて、ご入居者様がそれぞれに楽しんでいらっしゃいます。また、折り紙教室ではご入居者様が先生となり、先生と生徒の作品を展示しています。コロナ期においては短い時間ではありますが、ワクチン接種済みのご家族様にも鑑賞いただきました。

-全員体制で入居者を見守り、要望に合わせた介護サービスの提供-

 

事務局:最後にホーム運営で心がけていることはありますか?

 

堀川:ご入居者様の状態を確認するためには、やはりお顔を見ることが大切だと思っています。そのため園長である私も朝食の配膳を行っております。朝の健康観察で顔色や声の調子などを見ること、現場に入ることで、ご入居者様のご様子を一番に知ることができます。

ホームとしては、現場の職員全員でご入居者様の声をお聞きし、見守ることを心がけています。また、ご家族様からご要望をお伺いするために、定期的にケアマネジャーがヒアリングシートをお送りしたり、生活相談員がフロントを担当して、気軽に声をかけやすい雰囲気づくりを心がけるなど、介護職員にかかわらず、事務や清掃、厨房等の職員全員体制でご入居者様を見守り、ご要望に合わせたサービスをご提供しております。

事務局:シルバーシティ石神井南館では、入居者一人ひとりの要望に合わせたきめ細やかなサービスを提供し、入居者が心地よく暮らせるよう取り組んでいることがよくわかりました。これからも入居者が「安心・安全に暮らせる」ホーム運営を期待しています。本日はお忙しいところお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。